平恒駅
廃線を訪ねて。今日紹介するのは、上山田線平恒駅。
ココも、もともと無人駅で、今は跡地にライオンズクラブの会館が建っている。
ワタシにとっては、通学時の通過駅の記憶しかないが、駅の隣に「ありがた屋」という廃業した店舗があって、それが一体何の店だったのか、いつも気になっていたのを思い出す。
今は、線路は道路に代わり、歩道の脇にホームの縁石と、待合席が残っているだけである。
ところがこの待合席には、思わぬ再利用法があった。写真を見てもらうとお分かりいただけると思うが、待合席の周囲に柵が廻らされ、“メダカの学校”の看板が掲げられている。柵の中には丸い水槽が置かれ、めだかが水草と一緒に飼育されている。この待合席は、その水槽を陽射しや風雨から守る、まさに“メダカの学校”として活用されているのだ。
ちなみに、この“メダカの学校”の道路を挟んだ向かい側には、 飯塚市立穂波東中学校という現実の学校がある(笑)。
廃線の遺構の再活用。退職後別の仕事に就き、さらに現役で頑張り続ける、団塊の世代の人々の姿と重なるような気分だ。
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