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2006年8月21日 (月)

高田阿部定物件

Thomason006_1 【発見年月日】
 2006年7月30日

【発見場所】
 飯塚市(旧筑穂町)高田

【コメント】
 たまたま通りがかった高田口交差点で、信号待ちの時に発見した物件。

 乱れ石垣の上に築かれた丁寧な造りの塀に、半身を埋め込まれた状態で立っていた電柱が、塀の高さに合わせた形で見事に切断されている。断面は見事に丸く整えられ、その美しさに、信号待ちのわずかな時間に衝撃を受けた。

Thomason006_2 始めは電柱の支柱かとも思ったが、陶製のプレートに記された日本電信電話公社のマーク(あぁ、懐かしい)と、製造年を表す「1974」が、電話線の電柱であったことを物語っている。
 埋め込まれた状態からすると、石垣や塀が作られる前からこの電柱が存在していたことが分かるのだが、なぜ、このように見事に切られなければならなかったのか。電柱をも塀の一部としたこの家の住人は、この存在をある意味容認していたはずなのに・・・。

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超芸術トマソン」カテゴリの記事

コメント

しゃれのわかる粋な人物のご自宅でしょうか
阿部定って、切っちゃったてこと?
ひゃはっは、もーうたまりません
阿部貞夫さんという方の家かと思いました
ひゃはっは(大爆笑)

たてシャンもかなり粋な御仁ですな
ネーミング最高!

投稿: ならやま | 2006年8月21日 (月) 19時17分

いえいえ、阿部定物件と言うのは、トマソン分類上のちゃんとした学術用語(?)で、途中で切られた柱(主に電柱)の跡をこう呼ぶんですよ(笑)。
詳しくは、ウィキペディアのトマソンの項をご覧下さい。↓↓↓
http://ja.wikipedia.org/
wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%BD%E3%83%B3
(URLが上手く表示されないので、改行を入れています。コピー&ペーストしてブラウザに入力してください)

こういった阿部定物件の場合、切られた柱状の物体に対する無作為の愛情(爆)を嗅ぎ取る所が、鑑賞のキーポイントになっています。それが阿部定物件の“阿部定”たるゆえんで・・・(笑)。

投稿: たて@路上の人 | 2006年8月23日 (水) 00時46分

まー、ちゃんとした定義があるんですね。
作った人のセンスとそれに気が付いた人の
センスに価値があると思います。
阿部定物件の所有者は、まじまじと見ている人にgutポーズしてるはずです。

投稿: ならやま | 2006年8月23日 (水) 07時46分

超芸術トマソンとは、「不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物」とか、「使いようがなくて無用になっているけれども、何かたたずまいが変な物」を、作成者や行為者の意図から全く隔たったところから美術的な価値を見出そうとする、芸術的ムーブメントなんです(爆)。
要は、あくまでも「視る側による芸術作品」というコトです(笑)。

ひと頃『老人力』で脚光を浴びた赤瀬川原平氏や、おむすび型の頭のイラストレーター南伸坊氏らが提唱した、路上観察学の一分野です。

手っ取り早くトマソンを理解するには、
http://www.st.rim.or.jp/~tokyo/thomalink/
http://www.st.rim.or.jp/~tokyo/thomason/
上記のサイトを見ていただくのがよいかと思います(笑)。

投稿: たて@路上の人 | 2006年8月27日 (日) 02時14分

トウキョウトマソン 訪問してきました
いろいろあるんですね。堺港の灯台横の物件
灯台のミニュチュア版としてつくられたかのように
存在しています。壁や階段の角なんかピン角で高い施工技術が感じられます。
古いものは、風化によって周りと違和感なく
溶け込んで一体化している。
この辺にもありそうですね。涼しくなったら
探索してみようかしら。

投稿: ならやま | 2006年8月28日 (月) 11時04分

けっこう面白いでしょ、超芸術トマソン(笑)。
トマソン自体の趣きも大事ですが、解説文というか、紹介文の内容も面白さの重要な要素です。

飯塚も元炭鉱町で、つぎはぎ的な再開発が多いですから、探してみると身近なトコロにあるかもしれませんよ。

投稿: たて@路上の人 | 2006年8月29日 (火) 12時36分

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