五芒星
去年の5月に長崎を旅した。
ホテルに着いたあと、近くのコンビニまで歩いて出かけたのだが、街のあちこちに五芒星を見かけた。まさか、南蛮渡りの切支丹伴天連の妖怪から長崎を守護するためか、それとも、原子爆弾で命を奪われ、彷徨う浮かばれぬ霊魂を寄せ付けないためか、などと陰陽道的な妄想を逞しくしたが、周りを見回すとどうも様子が違う。街頭に付けられた旗など、新しいものにも五芒星が描かれていた。
後で調べて合点がいったのだが、この五芒星は長崎市の市章で、草書の“長”をデザインしたものだという。まったく陰陽道などとは無縁のマークだったのだが、それでも街のあちこちに五芒星を探して、長崎の街歩きを楽しんだ。
この旅では、銅座町の長崎東映ホテルの前にあった屋台で、見知らぬ人と飲んで食べて、明け方近くまで騒いだ思い出がある。また、あの屋台を訪れてみたい。
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